歯科矯正
最終更新日:2026年1月30日
歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴は?期間を縮めるためのコツ

「大人の矯正は子どもより時間がかかる」と一般的にいわれます。
しかし、歯科矯正において期間を左右するのは、年齢そのものではなく、歯を支える骨の健康状態や個人の生活習慣といった具体的な特徴です。
本記事では、矯正を専門とする歯科医師に聞いた「歯列矯正で歯が動きやすい人の6つの特徴」を解説。
さらに、年代別の平均治療期間データや期間短縮のために心がけることを紹介しているので、最後までご覧ください。
目次
- 歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴
- ①歯の周辺組織の代謝が高い
- ②歯並びのズレが軽度である
- ③成長期の子ども
- ④歯根や歯ぐきなどの健康状態がいい
- ④舌や口周りの悪癖がない
- ⑤歯科医師の指示を守れる
- 歯列矯正で歯が動きにくくなる原因
- アンキローシス(骨性癒着)
- 口周りの悪癖
- 矯正装置のつけ忘れ・装着時間不足
- 歯科医師の知識・技術不足
- 若い人のほうが歯が動きやすいは本当?
- 矯正期間を短縮するために心がけること
- 生活習慣を整えて基礎代謝をアップさせる
- 歯の移動を阻害する「口周りの癖」を意識的に改善する
- 歯科医師の指示に従い、矯正装置の力を最大限引き出す
- 症例写真の公開数で歯科クリニックを選ぶ
- 私の歯は動きやすい?無料診断で最短ルートを可視化
歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴
歯科矯正の治療期間は、元の歯並びの状態だけでなく、個人の体質や生活習慣にも左右されます。ここでは、スムーズに治療が進みやすい方の特徴を6つのポイントで解説します。

①歯の周辺組織の代謝が高い
歯列矯正は、歯に圧力をかけることで歯を支える骨(歯槽骨:しそうこつ)が作り替えられる「骨のリモデリング」という代謝の仕組みを利用して歯を動かします。
歯が動く方向の骨が吸収され、反対側に新しい骨が形成されるサイクルが繰り返されることで、歯は少しずつ移動していく仕組みです。

そのため、全身の新陳代謝が活発な方は、この骨の作り替えも効率的に行われ、結果として歯がスムーズに動きやすい傾向にあります。
歯の周辺組織には、歯を支える「歯槽骨(しそうこつ)」や、歯と骨の間でクッションの役割を果たしている「歯根膜」などがあります。
【代謝の良さを測るセルフチェック】
一般的に、以下のような特徴がある方は新陳代謝が活発な傾向にあります。
- 爪や髪が伸びるのが早い
- 傷の治りが早い
- 汗をかきやすい(体温が高め)
- 肌のターンオーバー(生まれ変わり)が正常
②歯並びのズレが軽度である
歯列矯正では、1ヶ月で0.5〜1.0mm程度歯を動かせます。1ヶ月に進む距離には物理的な限界があるため、歯を移動させる距離が短いほど、目標とする位置へ到達するまでの期間は短縮されます。
前歯のわずかな重なりや軽度の隙間(すきっ歯)を改善する症例などは、動かす歯の本数や移動距離が少ないため、スムーズな進行が期待できます。一方で、抜歯を伴うような大きな移動が必要な症例は、移動の難易度が上がるため時間がかかるのが一般的です。
【歯科医師の視点】歯が動くスピードの目安
マウスピース矯正の場合、1枚のマウスピースで動かせる距離は0.2〜0.25mm程度に設計されています。1週間〜10日で新しいマウスピースに交換していくことで、1ヶ月に約1mmずつ、着実に歯を動かしていきます。
③成長期の子ども
年齢が若い、特に成長期のお子様は、歯を支える骨がまだ柔らかく、代謝も非常に旺盛です。
成人の場合は骨が完成しているため、一定以上の力をかけてじっくり動かす必要があります。一方で、成長期の段階では顎の成長を活発な代謝に合わせてコントロールできるため、比較的少ない負担で効率的に歯を動かすことが可能となります。
④歯根や歯ぐきなどの健康状態がいい
歯そのものや、歯を支える歯周組織が健康であることも、動きやすさの重要な条件です。
重度の歯周病などで歯を支える骨が減少していると、矯正力を適切にかけることができず、安全な移動が難しくなります。
また、過去に強い衝撃を受けた歯などは骨と癒着しているケースがあり、通常の矯正力では動きません 。土台となる組織が安定しているからこそ、計画通りのスムーズな移動が実現します。
④舌や口周りの悪癖がない
舌で前歯を押し出す癖(舌癖)や、無意識の食いしばり、指しゃぶりなどの悪習癖がない方は、矯正装置がかける力を最大限に活かすことができます 。
具体的に以下のような癖がある場合は注意が必要です。
- 歯ぎしり
- 食いしばり
- 舌で歯の裏側を押す
- 舌を上下の歯の間に挟む
- 唇や爪を噛む
- 頬杖をつく
これらの癖があると、矯正装置とは逆方向の力が日常的に歯にかかってしまい、せっかく動いた歯が戻されたり、予期せぬ方向へ動いてしまったりすることがあります。
お口周りの筋肉のバランスが整っていることは、治療効率を支える隠れたポイントです。
⑤歯科医師の指示を守れる
代謝がそこまで高くない場合や、年齢を重ねてから歯列矯正をはじめた場合でも、歯科医師の指示をしっかりと守れる人は治療が早く終わりやすいです。
たとえば、マウスピース矯正の場合、マウスピースの装着時間が治療の成否を分ける最も大きな要因となります。「1日20時間以上」といった装着時間を守ることで、シミュレーションとのズレが生じにくく、結果としてスムーズな進行が期待できます。
しかし、自分一人だけで毎日20時間以上の装着を完遂するのは、決して容易なことではありません。実際に、一般的な歯科矯正ではモチベーションの維持が難しく、途中で挫折してしまうケースも少なくないと言われています。
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歯列矯正で歯が動きにくくなる原因

歯列矯正で歯が動きやすい人がいる一方で、歯が動きにくい人もいます。歯列矯正で歯が動きにくい場合は、以下の原因が考えられます。
アンキローシス(骨性癒着)
アンキローシスとは、歯の根と周囲の骨(歯槽骨)が直接くっついてしまっている状態を指します。

通常、矯正治療は歯と骨の間にある「歯根膜(しこんまく)」の代謝を利用して歯を動かしますが、アンキローシスの状態ではこの組織が機能していないため、通常の矯正力をかけても歯が動きません。
また、同様の理由から、インプラントが入っている箇所も動かすことはできません。これらはレントゲンや歯科医師による精密な診断が必要なケースです 。
口周りの悪癖
日常生活の中での無意識な癖が、矯正装置の力を打ち消してしまうことがあります。たとえば、舌で前歯を押し出す「舌癖」や、強い力での「食いしばり」などがあると、歯が動こうとする方向とは逆の力が加わります。
これにより、計画通りの移動が妨げられたり、一度動いた歯が元に戻ろうとしたりする原因になります。
矯正装置のつけ忘れ・装着時間不足
特にマウスピース矯正において、歯が動くかどうかの最大の分かれ目は、自己管理による「装着時間」の遵守です。マウスピースは1日20時間以上の装着が必須であり、これに満たない場合は十分な矯正力がかかりません。
【歯科医師の視点】なぜマウスピースは「20時間の装着」が必要なのか?
ワイヤー矯正は24時間常に力がかかり続けますが、マウスピース矯正は外している間に歯が元の位置に戻ろうとします(後戻り)。
- 20時間装着の場合 :20時間進んで、4時間戻る =実質16時間分の前進
- 15時間装着の場合 :15時間進んで、9時間戻る =実質6時間分しか進まない
このように、装着時間が5時間減るだけで、進むスピードは半分以下になってしまいます。ワイヤー矯正の「24時間」にいかに近づけるかが、期間短縮の最大の鍵です。
歯科医師の知識・技術不足
歯科矯正は高度な専門知識を要する医療行為です。
たとえばワイヤー矯正では、歯を支える骨の反力を考慮した複雑な力加減の調整が必要です。
またマウスピース矯正においても、単に装置をオーダーするだけでなく、コンピューター上のシミュレーションが生体(実際の骨や歯の動き)にどう反映されるかを正確に見極める診断力が不可欠です。
もし診断が不適切であれば、長期間治療を続けても改善が見られないどころか、咬合の不具合を招く恐れもあります。
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若い人のほうが歯が動きやすいは本当?

歯科矯正を検討する際、「若くないと歯が動きにくいのでは?」と不安に思う方も多いかもしれません。しかし、矯正治療において重要なのは年齢そのものではなく、歯を支える骨の健康状態や、選択するプランです。
実際にマウスピース矯正 Oh my teeth の自社データ(Basicプラン)を見ても、年代による治療期間の差はほとんど見られません。
これは、年を重ねたほうが装着時間を真面目に守れる傾向があることや、代謝の個人差などが関係していると考えられます。 つまり、「もう若くないから時間がかかる」と諦める必要は全くありません。
年代 | 平均治療期間(日数) |
10代 | 127.5日 |
20代 | 120.1日 |
30代 | 113.7日 |
40代 | 112.5日 |
50代 | 112.2日 |
60代 | 114.0日 |
※2025年中にOh my teethのマウスピース矯正を完了したユーザーの実績値(保定期間を除く)。
治療期間を決定づける大きな要因は、年齢よりも「どのくらい歯を動かす必要があるか」 という点にあります。
Oh my teeth の全プランを通じた実績値でも、プランごとで平均期間に差が出ています。
- Basicプラン(部分矯正):約117.7日
- Proプラン(全体矯正):約170.5日
- インビザラインプラン(複雑な症例):約218.8日
ご自身がどのプランに適合するか、そして理想の歯並びまで最短でどのようなルートを辿れるかは、精緻なシミュレーションで可視化することが可能です。
以下は各プランの実際の症例です。
▼Basicプランの症例

- 総額:33万円 (税込)
- 期間:4ヶ月
- 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込
※保険適用外の自由診療です。効果には個人差があります。マウスピース矯正(Oh my teeth含む)の主なリスク:虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピースの装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的にかみ合わせに不具合をきたす可能性・リテーナーを最低3ヶ月間は1日20時間以上装着、その後徐々に夜間のみの着用推奨。
▼Proプランの症例

- 総額:66万円 (税込)
- 期間:5ヶ月
- 備考:非抜歯/全体矯正/研磨処置込
※保険適用外の自由診療です。効果には個人差があります。マウスピース矯正(Oh my teeth含む)の主なリスク:虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピースの装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的にかみ合わせに不具合をきたす可能性・リテーナーを最低3ヶ月間は1日20時間以上装着、その後徐々に夜間のみの着用推奨。
「自分も短期間で終わる可能性がある?」
その目安は、3D歯型スキャンで確認できます。矯正をはじめるのに必要な精密検査は、一般的に3万円程度の費用がかかりますが、Oh my teethでは無料で行っています。

無料診断は30分ほどで終わるので、ぜひスキマ時間にお越しください。
矯正期間を短縮するために心がけること
歯が動きやすい条件を知った次は、「自ら動きやすい環境をどう作るか」が重要です。日々のちょっとした意識が、数ヶ月後の結果を大きく左右します。
生活習慣を整えて基礎代謝をアップさせる
歯科矯正は、骨が溶けて新しく作られる「骨のリモデリング」という代謝によって進みます。
このサイクルを滞らせないためには、全身の新陳代謝を高める生活が欠かせません。
- 栄養バランスのとれた食事をとる
- 水分をしっかりとる
- 十分な睡眠をとる
- 適度な運動を行う
- 毎日湯船に浸かる
- 過度な喫煙を控える
このような生活を心がけることで、徐々に新陳代謝が高まり、歯が動きやすくなります。
反対に、過度な喫煙は血管を収縮させ、歯の移動スピードを鈍らせる可能性があるため注意が必要です。
歯の移動を阻害する「口周りの癖」を意識的に改善する
せっかく装置で適切な力をかけていても、お口周りの筋肉の癖(悪習癖)がそれを打ち消してしまうことがあります。
特に「舌で前歯を押す」「上下の歯を常に噛み合わせる(食いしばり)」「口呼吸」といった癖は、歯の移動を物理的に阻害する要因です。
これらの癖に気づいたら意識的に改善し、リラックスした状態を保ちましょう。
歯科医師の指示に従い、矯正装置の力を最大限引き出す
歯科医師が立案する治療計画は、解剖学的な根拠に基づき、歯が効率的に動くルートを設計したものです。この計画を現実のものにするためには、装置の力を正しく歯に伝えるための「自己管理」が欠かせません。
たとえば、マウスピース矯正で特に意識すべきポイントは以下の通りです。
- 1日20時間以上の装着を徹底し、歯の後戻りや計画の停滞を防ぐ
- チューイーを1日合計30分以上噛み、装置を密着させ矯正力を上げる
- 毎食後の歯磨きを徹底し、中断の原因となる虫歯や歯周病を防ぐ
症例写真の公開数で歯科クリニックを選ぶ
クリニック選びでは、情報の透明性と専門性を重視しましょう。効率的かつ確実なゴールを目指すなら、客観的な証拠に基づいた以下の基準でクリニックの質を見極めることが大切です。
- 詳細な症例データの公開:写真だけでなく、期間・費用・リスク・副作用が明記されているかをチェック。自分に近い症例を知ることは、治療の予見性を高める重要な手がかりになります。
- 矯正専門の歯科医師 :日本矯正歯科学会の認定医など、専門性の高い医師がシミュレーションを監修しているか 。一人ひとりの骨の状態を考慮した設計が、安心感と結果の質を左右します 。
Oh my teethでは、多様な症例を詳細なデータとともに公開しており、ご自身に近いケースを事前にイメージいただけます。また、導入クリニックには、日本矯正歯科学会や日本歯科審美学会の会員、インビザラインの認定医などが在籍しています。
私の歯は動きやすい?無料診断で最短ルートを可視化
これまでご紹介した「動きやすい人の特徴」のなかには、ご自身では判断が難しい項目も含まれています。
たとえば、一見きれいに見えても奥歯の噛み合わせがズレていたり、目視ではわからないレベルで歯がねじれていたり(捻転)するケースは、専門的な検査をしなければ判明しません。
一般的に、こうした精密検査や診断には数万円の費用がかかる歯科クリニックが多いですが、Oh my teeth導入クリニックでは、初回の診断を0円(無料)で実施しています。

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